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トップメッセージ

人と地球がともに豊かになる社会をめざして

三井不動産グループの社会的使命

三井不動産株式会社
代表取締役社長

菰田正信

三井不動産グループの社会的使命を端的に表現しているのが、「都市に豊かさと潤いを」というグループ・ステートメントです。その使命を実現するために、私たちは「」マークの理念を掲げています。「共生・共存」「多様な価値観の連繋」を図りながら、社会・経済の発展と地球環境の保全に貢献していくという考え方です。

これは私たちの「街づくり」に関わる理念であり、その方向性をより具体的に表しているのが、グループ・ビジョンに掲げる「&EARTH」です。ここには、三井不動産グループの街づくりが常に地球とともにあり、「人と地球がともに豊かになる社会」を目指すことが私たちの務めであるという思いが込められています。

そして、これらの理念のもと、私たちは「環境」「品質」「新たな価値・市場創造にチャレンジ」の3つのCSRテーマを設定するとともに、さまざまな社会貢献活動にも積極的に取り組んでいます。

引き続き「街づくりの推進」に注力

三井不動産グループでは、2015年5月、2015~2017年度の3年間を計画期間とする中期経営計画「イノベーション2017 ステージⅡ」を公表しました。国内外の経済環境が大きく変貌するとともに、社会のダイバーシティ化やICTの加速度的な進化によるワークスタイル・ライフスタイルの変化が一層進む中で、市場を創造しながら2020年代も成長を続けるリーディングカンパニーであるために、「街づくりの推進」をはじめとした、各分野における成長戦略を着実に推進しています。

「柏の葉スマートシティ」「日本橋再生計画」などの「街づくりの推進」は、先の「イノベーション2017」でも主要な戦略の1つでしたが、その中核を成すのが「スマートシティ」の取り組みです。三井不動産グループの考える「スマートシティ」は、エネルギー問題のみならず、安全・安心、健康長寿、少子高齢化、産業創造など人類が直面する幅広い課題の解決を目指すもので、民間事業であると同時に社会貢献としての意義も大きいものです。

「イノベーション2017 ステージⅡ」においては、そのスマートシティへの取り組みをさらに進化させることに注力しています。「ビジネスと暮らしのソリューション・パートナー」として、多彩な用途・機能の複合(ミクストユース化)や、空間というハードの提供だけでなく、より便利に楽しく快適に過ごすためのソフト・サービスの提供(ハードとソフトの融合)を一層進めることで、「街の価値の最大化」を実現できると考えています。その一例として、「日本橋再生計画」第2ステージの中核プロジェクトであり、ミクストユースの大規模再開発となる「日本橋室町三丁目地区第一種市街地再開発事業A地区」を2015年12月に着工するなど「都心型スマートシティ」の実現に向けた取り組みを強化しています。

地球環境や地域社会への貢献

三井不動産グループは、街づくりという本業を通じて社会に貢献するとともに、「社会貢献活動方針」に基づき、「地球環境」「地域社会」「文化・教育」「国際交流」の4分野を中心とする社会貢献活動にも取り組んでいます。

「地球環境」への貢献としては、北海道に保有している約5,000haの森林を三井不動産グループで適正に維持・管理するとともに、従業員の環境意識を高めるための植林研修も実施しています。さらに、維持・管理の過程で生じる間伐材等を住宅事業などの本業にも活用し、「国産材の活用」「生物多様性の保全」「CO2の長期吸収・固定」等にも寄与しています。

また、各地で行っている「地域社会」への貢献活動の1つであり、経団連の震災復興特別委員会委員長会社として継続的に取り組んでいるのが、東日本大震災の復興支援です。復興庁の「結の場」プロジェクトを通じた被災地域企業の販路拡大支援を積極的に行う一方で、被災地に従業員を派遣し復興支援活動や地域住民との交流を行うCSR研修も実施してきました。さらに東北復興支援のための情報発信・交流拠点「わたす 日本橋」を中心とした取り組みを継続するなど、当社のリソースを活用した社会貢献に注力しています。

人と地球がともに豊かになる街づくりを

三井不動産グループは、創立から70年を超える街づくりの歴史の中で、常に時代の変化を先取りし、社会課題の解決に向けてイノベーティブに取り組んできました。現在積極的に進めている物流施設事業やベンチャー支援等を通じた新規事業なども、当社グループのDNAともいうべきチャレンジ精神に基づく、新たな価値・市場創造の取り組みにほかなりません。私たちはこれからも「&EARTH」の理念にのっとり、「人と地球がともに豊かになる社会」の実現を目指してまいる所存です。

また、コーポレート・ガバナンス、リスクマネジメント、コンプライアンスについても、事業活動や社会貢献活動の重要な基盤として引き続き内部管理態勢の強化・徹底に努め、企業の社会的責任を果たしてまいります。

本報告書『&EARTH REPORT』では、2015年度を中心に多方面にわたる社会・環境への取り組みについて報告しています。これらの報告を通じて、皆さまには三井不動産グループの活動に対するご理解をいただくとともに、今後とも変わらぬご支援、また忌憚のないご意見を賜りますようお願い申しあげます。

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