CSRレポートのメニューを開く

第三者コメント

理想の都市空間の追求によって社会課題の解決へ

伊香賀 俊治様

伊香賀 俊治 様
慶應義塾大学 理工学部
システムデザイン工学科 教授

今回の「&EARTH REPORT 2017」から、三井不動産グループの本業を通じた「スマートウェルネス」への取り組みを読み取ることができました。近年、「スマートウェルネスオフィス」が国際的に注目を集めているのは、メンタルヘルスを含めた従業員の健康状態が良好であれば、知的生産性の向上を促し、企業経営の安定化につながることが明らかになっているためです。快適なだけではなく、働きながら無意識のうちに活動量が増えて、運動不足やストレスを 解消できる空間計画が必要になります。室内環境はもちろん、パブリックスペースや周辺の植栽に至るまできめ細かく整備され、コミュニティ創出などソフト面にも力を注いでいる『三井のオフィス』は、「スマートウェルネスオフィス」の 在り方として高く評価できます。

さらに、「スマートウェルネス」を実現するうえで、オフィス環境に次いで重要なのが住宅と街の環境グレードです。三井不動産グループは、マンションでも、戸建住宅でも、ハイグレードな住環境を提供し、住民の利便性や暮らす楽しさに配慮した街づくりを推進しています。私はその集大成が、いまも開発中の「柏の葉スマートシティ」であると考えています。オフィスビル、住宅、街づくりという三井不動産グループが展開する事業が融合して「スマートウェルネス」の実現が図られていくことに期待しています。その成果が地域の医療費や介護費といったデータに表れるのは10年から20年先になりますが、「経年優化」や「働き方改革」などのテーマにも関わる不動産業だからこそ可能な長期プロジェクトであると言えるでしょう。

また、三井不動産は「東京2020 ゴールド街づくりパートナー」として、グループ全体でスポーツの力を活用した街づくりに注力されるとのことですが、私が着目したいのは、その先の価値です。東京2020オリンピック・パラリンピックは人々の意識をダイバーシティに向け、都市空間を大きく変える契機になると考えます。新たに創造する街を大会後もレガシーとして残すために、誰もが使いやすく、暮らしやすいものにしていただきたいと思います。

今後も、三井不動産グループが世界の潮流であるSDGs(持続可能な開発目標)に示されているような社会課題に対して、街づくりを通して継続的に取り組んでいかれることを期待しています。

豊かに暮らし、働くことができる街づくりに向けて

山川 文子様

山川 文子 様
エナジーコンシャス 代表
消費生活アドバイザー

今年の「&EARTH REPORT 2017」を拝見してまず感じたのは、ワーカーの働き方改革を積極的に推し進めていることです。シェアオフィス「WORKSTYLING」の開設や、ワーカーの生活を支援する「Work-Life Bridge」プロジェクトは、ワーカーのさまざまなライフステージやワークスタイルを支えるもので、今後も拡大していくことを期待しま す。ワークライフバランスの実現は、自身の生活や地域とのかかわりを通じて、生活者の視点を養うことにもつながり ます。住まい手の視点に立った街づくりや住まいづくりにも活かされていくことと思います。

働き方改革は、多様性を支えるものの一つですが、住まい・暮らしの多様性という点でも、取り組みが見られます。「街とつながる『ホーム』としての上質な暮らし」をコンセプトとした「パークアクシスプレミア南青山」や、少人数世帯向けの新しい平屋住宅「WESTWOOD(ウエストウッド)」は、高齢社会の中での豊かで快適な住まい・暮らしの提供と言えます。

従来から進める環境負荷低減のための取り組みも、着実に進展していることが伝わります。戸建注文住宅においては、環境配慮型住宅「green’s」と実証実験住宅「MIDEAS」で培ったノウハウを生かした「green’s ZERO」の提供が開始されました。一般的なZEH(ゼッチ)よりも30%程度の省エネが図られるとのことで、家電製品のエネルギー消費分も含めた「電気代ゼロ」が可能な住宅と言えます。国も進めるZEHの普及に向けて、快適性や健康性の向上も含 めたメリットについての情報発信をしていただきたいと思います。

分譲マンションでは、省エネ(高断熱・高効率設備)、創エネ、蓄エネを実現する「パークシティ武蔵小杉 ザ ガーデン」が2018年に竣工されます。MEMS、HEMS、BEMSに加え、街区全体でのエネルギーの見える化や街区間のエネルギー融通などを図るTEMSの導入は、エネルギーの最適利用と災害時対策という社会の要請、住まい手のニー ズに応えたものと言えます。

これからも、人が豊かに暮らし、働くことができる街づくりを進めていただくことを期待します。

過去のニュースリリースを見る閉じる・●○■.※*横にスクロール→