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日比谷が、町だった頃を知っているその顔はなんだかとても豊かに見えた。
東京 日比谷の小さな路地に
小さな食堂がある。
有楽町町会の副会長の曽根さんはその店をやりながら
この町の移り変わりを80年見つめてきた。
しばらく話を伺っていると
何度もひとの流れという言葉がでてきた。
ビルがひとつ出来るたびに
この町のひとの流れは大きく変わってきたそうだ。

曽根さんら日比谷界隈のひとたちと
三井不動産チームや周辺の企業は
新しいひとの流れをつくる活動をしている。
日比谷バルナイト。
いくつかの店をクーポンをもってまわれる食のイベントだ。
店同士の横のつながりが生まれ、
お客さんの開拓心がもりあがる。
再開発の進む日比谷にとって
ひとの流れはとても大切なものだ。
それは街に風を連れてくる。
気持ちいい風の吹く街はそうして生まれる。

「新しいビルができてその町に馴染むまで、
だいたい1年はかかるものですよ」

曽根さんは新しい日比谷の話を楽しそうに聞いたあと、
そういって笑った。
いい街には、物語がある。
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