社会貢献・環境への取り組み2013

トップ・メッセージ

「&EARTH」をビジョンに、スマート化を推進

三井不動産グループの社会的使命

三井不動産株式会社 代表取締役社長 菰田正信

三井不動産株式会社
代表取締役社長

菰田正信

三井不動産グループのグループ・ステートメントは、「都市に豊かさと潤いを」であり、グループビジョンとして最も重要なのは、&」マークの理念です。多様な価値観を柔軟に取り入れながら、「共生・共存」「多様な価値観の連繋」を図っていくことが重要であると考えています。このことは、私たちが社会的使命を果たすために取り組んでいるCSRの3つのテーマ、《環境への取り組み》《高い品質の商品やサービスの提供》《新たな価値・市場創造へのチャレンジ》のなかにも活かされています。

中長期計画「イノベーション2017」

2012年度は、三井不動産グループの新たな中長期経営計画「イノベーション2017」の初年度でした。その眼目は、国内市場の成熟化や市場のグローバル化といった事業環境の変化に加えて、2011年3月の東日本大震災以降に顕在化したさまざまな課題を解決し、価値創造のイノベーションを加速させようというものです。
「イノベーション2017」では、今後の「街づくりの基本姿勢」として、用途の複合化やソフト・ハードの融合など「多機能・多彩なコンテンツの融合」、住む人、集う人、憩う人や地域をつなぐ「コミュニティの創造」、街が完成したのちもタウンマネジメントなどを通じて、年々街を優れたものとする「経年優化」を掲げました。
三井不動産グループは、今後も街づくりなどを通じて社会・環境に貢献してまいります。

「グループ環境方針」を時代にあわせ改定

三井不動産グループの「グループ環境方針」についても、「イノベーション2017」の策定を機に、改定を行いました。「&EARTH」をグループビジョンに位置づけ、人と地球がともに豊かになる社会をめざし、環境への取り組みを次の3項目に整理しました。

  1. 「地球への優しさ」と「人への優しさ」の双方を実現
  2. コミュニティと連携・協力した先駆的な街づくりを推進
  3. 未来をリードするスマートシティを国内外で展開

改定された「グループ環境方針」は、「環境負荷の低減」にとどまらず、「安全・安心、快適性の向上および持続可能性の確保」を実現すること、それらを「コミュニティとの連携・協力」により進めることを基本的考え方としたところに特徴があります。

「社会貢献活動方針」を策定

また、グループを挙げて社会貢献活動を推進するにあたり、今般、認識の共通化を図ることを目的として、「社会貢献活動方針」を新たに策定いたしました。
社会・経済の持続的な発展を目指し、都市再生・街づくりを通じグローバルな視点で社会貢献に取り組むという方針に基づいて、「地球環境」「地域社会」「文化・教育」「国際交流」の4つの分野を中心に社会貢献活動を推進してまいります。

スマートシティの展開を始動

東日本大震災以降、防災やエネルギー利用に関する日本人の考え方は大きく変化しました。安全・安心でサスティナブル(持続可能)な日常生活のための防災への備えや、エネルギーの効率的利用を求める意識が高まっており、「スマートシティ」の早期実現は国家的課題と言ってもよいと思われます。
当社はこうした世の中の動きを踏まえ、2012年11月に、「スマートシティ戦略」を策定いたしました。「スマートシティ戦略」では、三井不動産グループの目指すスマートシティのコンセプトとして、「人類が直面する課題の解決に挑戦する街」、「人が主役。賢く働く、賢く暮らす」、「複合プレミアムとタウンマネジメントにより成長し続ける街」の3点を掲げました。
この「スマートシティ戦略」は、当社グループのCSRの3つのテーマとは、「環境」にはエネルギーの効率化で、「品質」には安全・安心および持続可能性の確保で、「新たな価値創造」には複合プレミアムとタウンマネジメントによる成長という点で、合致したものとなっています。
「スマートシティ元年」を標榜した2012年度には、このコンセプトに基づき、グループを挙げて、都心部から郊外エリア、オフィスビル、ショッピングセンターなどの施設から個々の住宅まで、街づくりに関わるさまざまな局面においてスマート化の取り組みを本格化させました。
当社グループのスマートシティのショーケースとして千葉県柏市において「柏の葉スマートシティ」開発を推進。「環境共生都市」「健康長寿都市」「新産業創造都市」をテーマに、世界の未来像となる街を目指し公民学連携の街づくりに取り組んでおり、2014年春には柏の葉キャンパス駅前に街の中心となる「ゲートスクエア」が竣工する予定です。
また、三井グループにゆかりの深い東京・日本橋エリアにおいて、「日本橋再生計画」を官・民・地元一体で進めており、「日本橋スマートシティ」計画を本格的に始動させました。
スマートシティを推進させ、事業を通じた具体的なソリューションを物件特性に応じて提供することによって、社会に貢献してまいります。

人と地球がともに豊かになる社会へ

以上のように、「イノベーション2017」の初年度である2012年度は、「グループ環境方針」や「社会貢献活動方針」等、三井不動産グループの社会・環境への取り組みに関わる大きな枠組みを時代に即して見直し、あるいは新たに定めて、具体的なプロジェクトへ展開を図った年でした。
あわせてCSRにおける活動の基盤として重要となるコーポレート・ガバナンス、リスクマネジメント、コンプライアンスについても内部管理態勢の強化など充実に努めました。
今後も、人と地球がともに豊かになる社会の実現に向け、都市環境の創造と、地球環境の保全への貢献等企業の社会的責任を果たしてまいる所存です。
本報告書では、2012年度を中心に社会・環境への取り組みについて記載しました。これらの報告を通じて、皆さまには三井不動産グループの活動に対するご理解をいただくとともに、今後とも変わらぬご支援、また忌憚のないご意見を賜りますようお願い申しあげます。

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